【読書】生きる方/稲盛和夫

◆印象的な言葉

今日という1日を「ど真剣に生きる。」

「知識より体得を重視する。」

才能があろうと、「物事に取り組む姿勢・熱意」が雲泥の差を生む。

人として正しいことを選ぶ原理原則。

人生を生きていく上での基本原則は「仕事で成果を出すように努力をすること、社会のために善きことをしたいと考えること。」

人格を磨くことを忘れるな

 

◆所感

・家族を顧みない人生では嫌だ。

・仕事で何かを成し遂げるだけが人生の意味なのか。

・徳を積むことが人生の中で価値のあること。

・謙虚さは美しい心。心底周りに感謝し、謙虚であること。

・物を大切にする。挨拶をしっかりする。努力をする。人に優しく。正直であれ。誠実である。

・利己的になってしまうことがある。そんな時は「死ぬわけじゃないから大丈夫」と考える。

・人生において常に生徒である。謙虚に奢らず、学び続ける。

・利他で生きるというのも、都合よく作られたものの可能性もある。

・仕事(勤勉)が精神的な豊かさや人格の深みを形成するので、人生の充実に必要だと述べられている。それは本当なのか。

 

【読書】行動経済学見るだけノート

-はじめに

行動経済学はずっと気になっていた分野。人間は感情で動いているので、そこを抜かして考えても、本当の世の中の流れを理解することができないと思う。

なので、行動経済学に関する本を読みたいと考えていたが、多くの本がハードカバーで内容も堅めのものが多かった。

しかし、今回見るだけノートシリーズで出版されていることことをたまたま書店で知り、わかりやすそうだと思い、早速購入してみた次第です。

 

-読みながら

行動経済学の活かせる分野はマーケティング、金融、商売販売、不動産…などと多様。

実際働いていても感じる。人々が不合理に動く理由を論理的に説明することができれば、仕事に応用が聞くと考えられる。大学院にでも行って学びたいくらいかもしれない。

 

人間は年齢を重ねるごとに合理的になるそう。ということは大人になるということは、物事を客観的に見、合理的な判断を下せるということなのだろうか。確かに子供は合理的ではないのかもしれない。走るべきでないところで走ってしまったり、怒られるような行動を取ってしまったり…。

 

行動経済学=判断や意思決定×経済

認知心理学を学ぶことも世の中の動きを理解するのに役立ちそうかもしれない。

 

ホモ・エコノミカス(合理的な経済人)

徹底的な個人主義/完全知識/必ず合理的な判断をする/常に冷静かつ冷徹

 

行動経済学の単語

・ハーディング現象:手に入れるのが難しいと価値の高いものではないかと考えてしまう現象。例えば、行列を見て、これだけ人が並んでいるのだから美味しいはず!と判断すること。

これが良い・悪いという訳ではないが、分析の対象として考えると、不合理な判断であり「悪い」に属するのだろうか。しかし、合理的な判断とは何か。

1)平日に並んでいない時にいく(平日には仕事があり、お店に行くことができないかもしれない。)ことが必要。

2)お店の人と知り合いの人を作り、優先的に入れてもらうか。

3)そもそもぐるなびなどを見て、美味しさを本当かどうか確かめる。(ぐるなびなどの評価が正しいとも限らない。)

などだろうか。

味覚も人により異なるので、みんなが美味しいと言っても自分の口に合わない可能性もある。反対に行列に並ぶメリットは何があるのだろうか?

・行列に並ぶことによって、期待感が膨らみ、幸福を味わえる。

・実際食べてみて美味しかったら、喜びが増す。

・実際食べてみて美味しくなかったら、残念だが、その並んでいる時には美味しいのか、美味しくないのか判断できず、行列に並び、食べるという行為が一種のギャンブル性があり、スリルを味わえることが良いのだろうか。(時間をリスクとして負い、美味しさというリターンを望むのだから。)

・サンクスコスト

・選択のパラドックス

・損失回避

・情報の非対称性

逆選択:有能な人材とそうでない人材に対する賃金の平均をとった条件で求人を行った際、有能な人は応募してこない。

モラルハザード:倫理観がかけた状態、例えば保険に加入した結果、リスクを回避する意識が薄まり、事故が増える。

プラセボ効果;効果があると思い込んでプラセボ(効果のない薬)を飲むことで病の状態がよくなる。=病は気から。病気と同じで景気も気持ちの問題。

・アニマル・スピリット:人間の欲求は止められない

マズローの欲求5段階;生理的/安全(雇用の確保・体の安全)/社会的(友情・家族)/尊厳(自尊心)/自己実現

・行動ファイナンス:金融市場に活動している人間に注目します。その心理状況を分析し、市場の動向を予想する。

ヒューリスティック:「物事をざっくりと認識する」こと。少しの努力で結論を出そうとする。直感で大枠をつかみ、意思決定をする。四捨五入。

・メジャーファクター/マイナーファクター:重要性の高い要因/重要性の低い要因。

・情報の利用可能性:私たちの認知は、物理的な利用可能性の高い情報により左右されることがある。また「認知的な情報の利用可能性」もあり、記憶に残っていることで意思決定をする。「認知的な情報の利用可能性」では、感情から影響を受ける。

合理的な判断を下すためにどの情報が必要なのかを取捨選択をする必要がある。

 

-おわりに

行動経済学は学ぶことによって、物事を客観的・合理的に判断する助けとなる。

しかし合理的なだけでは人として不十分で、利他性

を備えることが社会で生きるためには必要。

 

合理的×利他性 により人としてのレベルを上げられる気がする。

【読書】「学力」の経済学/中室 牧子

◆感想・気づき

 ・人間は目先の利益を優先してしまう。

・データで根拠を持って述べられている。

・勉強の方法を理解していることが重要。

・勉強するために報酬を与えていい。

・報酬は年齢によって分けなければならない。

→中学生は金銭。小学生はトロフィーなど。

・結果ではなく、努力を讃える。

・お金を与えることにより、金融リテラシーの教育も同時に行える。

・日本人は学年が上がることで、自尊心が低くなる。

・悪い成績の子に「やれば出来る子よ」というのは×。実力の伴わないナルシストを作ってしまう。

・将来子供が高収入を得るために、投資としての教育を行う。家庭の年収の4割を教育費に使っている。子供の収入は自立した生活を送るためには大変重要。だから教育収益性を高める。収益性が高いのは、幼児教育。しかし、勉強ではなく「人間力」=「非認知スキル」が重要。「社会性が高い」や「向上心がある」など。あとコミュニケーション力なんか。

 

 

 

 

◆意見

 ・自分自身も中学生の時にテストで点数がこれ以上ならいくら、成績順位が難易以上ならいくら、とレベルによって段階ごとに報酬が決まっていた。

これは非常によかったと自分でも感じる。前回よりもいい成績を取ろうと考えるし、相対評価だから、公平性も高い。努力が報われるというスタンス。ある意味で社会の報酬を同じような形で再現したものだった。上に上がれば給料が上がるのと同じような感じ。

もしかしたら、友達に教えて友達の点数が上がったら、さらにこのような報酬を与えるよ!として、他の友達を成功させる手伝いなんかをしたらさらに社会に出た時にいいかもしれない。

 

・金融リテラシーの教育は非常に重要だと思う。

子供の頃からお金に慣れておくべきだと思う。キャッシュフローの概念を理解したり、投機と投資の違いを理解したり、もっと経済が身近な存在でいた方がいい。

大人になってもお金に対しての認識が間違っている人も多いと思う、

 

・非認知能力を鍛えると人間力のある子を育てることができる。

非認知能力は適性検査などで測れるのではないか。

このパーソナル診断を定期きに実施し、教育によってどのように変化していくかをデータで残していけたらいいのではないか。

 

・そもそもなぜそんなにもして子供の教育に力を入れなければならないのか?

子供がお金を稼ぐため?お金はなぜ必要?必ずしも収入が多ければ幸せとは限らないのでは?そしてそもそも、なぜ人は幸せを追い求める?人生の意義は幸せを求めることなのか?幸せであれば、人から嫌われる人間でもいいのだろうか?幸せであれば人と交わらなくていいのか?幸せであれば、お金を浪費し、欲に溺れていいのだろうか?幸せであれば、何も考えず成長しなくていいのか?など考えてしまう。

 

・教育をデータで捉えることができないのはまずい。

データで捉えられれば、本質的な問題が可視化でき、そこに対しての打ち手を見つけることができる。PDCAを回すことができる。

(本当はPDCAという言葉は世間からしたら、流行して、使い古され、流行が終わった言葉かもしれないが、PDCAという言葉は流行で終わってはいけない大切な概念だと思う。)

 

・いい先生とは何か。

単純に先生が社会経験をするべきではないか。

学校で育ち、学校に就職する。世の中のことを知らなすぎではないか?

感覚で授業をやっているだろうし。

社会を知らな人間が社会で活躍できる人材の教育ができるのだろうか。

もちろん数多くの先生の中には優秀な先生もいっぱいいることは承知している。

そもそも公務員でいいのだろうか。もっと民営化してもいいのではないか?

公務員が全員とは言わないが、変化・改善に弱い気がする。現状に違和感を持ちながら、何もしない人が多いのかもしれない。公務員の仕事現場にITがもっと組み込まれるといいと思う。

無駄が多すぎる。無駄を無くして、コスパ・費用対効果・投資収益なんかを考えた方がいいのではないだろうか。

 

 

◆行動(アウトプット)

 ・自分自身を高める際に「報酬」を用意する。

・学びの「師」が必要。

・自分のチャレンジも記録に残しておくと対策を打ちやすい。

スプレッドシートに反映する。

 

 

〈書いていて思ったこと〉

※印象に残った箇所全てを記載していたら多くて、キリがない。

アウトプットが面倒になって、結果的に継続性が低くなってしまうかもしれない。

もっとシンプルにしたほうがいいかもしれない。意見の所に厚みを持たせたほうが面白いかもしれない。

また日々PDCAを回すことができれば、すぐに改善して、よりよく出来るだろう。

 

【読書】学びを結果に変えるアウトプット大全/樺沢紫苑

◆感想・気づき

・アウトプットの重要性を再確認。

・30%でいいので、完成させる。

・スモールスタートの重要性。

◆意見

・いつもインプットばかりだったので、そろそろアウトプットをしなければならないと感じていた。

・しかし、その反面自分の中での知識を拡散させなければならないとも感じている。

・もちろん同時並行の方がいいが。

・アウトプットから逃げてはいけない。

・そもそもなぜ人は成長する必要があるのだろうか。自分は成長したいと感じる。しかし、成長なんかしなくていいと考えている人も多い気がする。成長したいという感情は人間の根源的欲求?それに対し「成長しなくてもいいや」と考えているのは、感情の部分?傷つきたくないからそう考える?成長するということはチャレンジをするということ。チャレンジするということは失敗するリスクも負うということ。その失敗を恐れている?

・昨日聞いたセミナーで「若者は失敗をしたくないから、就活の時にOBOGに会い、人事が言っているいいところ以外のことを知りたがる。」と言っていたが、それは違うと思う。もちろん失敗はしたくないだろうが、上記の行動の理由は、情報の不透明性わかへの懸念だと思う。若者は情報が必ずしも正しいとは限らないということに無意識に気づいている。(なぜ「無意識」と表現したかというと、マスメディアや広告には簡単に影響されるからである。)ネットが発達して、情報の可視化がされてきた時代だからこそ、透明性の高い情報を発信していくべきである。もちろん心理学的にも「両面提示」ということがあり、いいところ・悪いところのような両面をしっかり伝えることが相手からの信頼を得るための重要な手段である。

 

◆行動(アウトプット)

・まずはブログを書いてみることにした。

・簡単な自由帳的だし、三日坊主で飽きてしまうかもしれない。

・しかし、まずはやってみることが重要。

・そして、自分の課題は「継続力」なので、継続できるように日々ちょびっとずつでいいので、実行していく。

 

追記

テンプレを作っていこう。型。守破離の「守」。どんどん変わっていけばいい。

◆感想・気づき

◆意見

◆行動(アウトプット)