【読書】たった一人の熱狂/見城徹
▼誰におすすめか?
・客観視をして、何かに熱くなれない人
・冷静でいることが正と考える人
・もう一度以前の自分の熱さを思い出したい人
▼印象に残った箇所
・義理、人情、恩返しの重要性
・「まぁいいか」と言う言葉に甘えない。
・要は死ぬときに自分が満足できればいい。
・死の瞬間に満足できるように今に熱狂する。
・全てを主観でいる。
▼感想
見城徹さんの本はあまり好きではなさそう。昔の人の考え方の結集と言うような印象。
使う言葉も違和感を感じる。時代錯誤な感じ。
僕はスマートな熱量が好きだ。そういう年代なのかもしれない。
やはり理想主義的で、お金ももちろん重要だが、理念やあり方がもっとも重要だと思う。物事には良い悪いがある。方法は問わないということはない。
しかし、その一方で勉強になることもある。
最も印象的なことは「熱狂する」ということ。
「熱狂」という概念は、現代で欠けているものかもしれない。
自分自身も以前は熱量を持っていたが、周囲の人の反対や嫌なリアクションにより、
びびって、妥協している気がする。それではだめだ。
歯に衣着せぬもの良いも重要だ。
自分の立場を明らかにし、自分の考えを主張したら良い。
中庸なんか考えなくても良い。
徳のある人間は、誰も咎めず、人許し、仏のような心だというイメージ。
そのような人間になることが人間の使命だと考えていた。
でも、そんなことはない。
人間の目指すべき像の最大公約数的なことはない。
もちろん理想的な人間はあるかもしれないが、全て人がそうなるのは不可能に近いと思う。
だから、各人が「こうなりたい」という人をイメージし、そこを目指して良いのだと思う。
自分は熱量を持って、人の意見に流されず、現状に満足せず、誤解ばかりしている人と同じになって、自分の人生をこんなもんかと諦めるような人にはなりたくない。
人にも影響を与えていきたい。耳が痛いこともいうことだって必要。
丸くなるな、尖れ。